Top >  地球温暖化関連読本 >  地球温暖化論のウソとワナ

地球温暖化論のウソとワナ

地球温暖化論のウソとワナ
渡辺 正
地球温暖化論のウソとワナ
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 397位
おすすめ度:
発売日: 2008-04-26
発売元: ベストセラーズ
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
地球温暖化論のウソとワナの詳細を見る

ウチの父が昔よく読んでいた「渡辺 正」。当時は、こんなの何が面白いんだろうと思っていた。なかでも父が特に気に入っていたのが「地球温暖化論のウソとワナ」というやつだったと記憶している。

今日、僕も試しに「地球温暖化論のウソとワナ」を読んでみた。すると、父があれだけ「地球温暖化論のウソとワナ」に夢中だったワケが少しだけわかったような気がする。

ここんとこ風が強い日が続いている。
来週末、寝台列車にでも乗って1人で小旅行に出かけようか。

僕はクローゼットの中のボストンバッグを引っ張り出した。

地球温暖化の科学?太陽活動と気候変動
中身が非常に優れているだけに、タイトルと編集に少し文句を言いたい。タイトルの論調はいささか扇動的であり、冷静な議論を行っている内容にふさわしくないと思います。内容を反映するなら、「地球温暖化の科学?太陽活動と気候変動」などのタイトルの方が相応しいのではないかと感じました。数多くの引用論文もできれば日本語にせずに、英語表記のままでよかったと思います。とはいえ、数多くの論文をいわば総説としてまとめた価値は高く、また日本語で紹介されたことで、一般の人へ最先端の科学に触れる機会を提供した意義は非常に大きいと思います。なので星五つにしました。

渡辺氏も共著者となっていますが、内容のほとんどは伊藤氏の執筆によるものです。つまり、この本は、伊藤公紀氏の「地球温暖化?埋まってきたジグゾーパズル」の続編にあたり、新たに、2008年までの気候変動に関する最新のデータをフォローしており、現時点で手に入る最良の資料だと思います(たとえば次のサイトで紹介されている2008年のラマナタンらによる着色エアロゾルの論文も取り上げられています:http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/03/26/soot-in-the-greenhouse-and-kitchen/)。

また、気候変動の原因は温室効果ガスだけではないという立場から、大気汚染物質を含む気候変動に関する包括的な対策の提言もあり、政策的な面でも大変参考になると思います(上記サイトによると、NASAのハンセン氏らもCO2よりもススなどの大気汚染物質対策を優先すべきとの提言が2000年に行われている)。類似書にフレッド・シンガーらによる「地球温暖化は止まらない」があり、特に長期の気候変動に力が入れてあります。一方、気候と太陽活動の関係に対する詳しい解説や、「アークティック・ヘイズ」や「アジア褐色雲」などの大気汚染を含む様々な気候変動要因、さらに、有効な政策としての気候変動対策などを知りたい人には、こちらの伊藤氏らによる本がお勧めだと思います。

地球温暖化問題の問題点を詳らかに明らかにした一冊
日本の温暖化懐疑派の代表たる渡辺教授と伊藤教授がここに一冊、温暖化に対して懐疑的であるその根拠について縦横無尽に語り尽くす。

地球温暖化話は科学的に合意・論議されているレベルを遥かに超えて絶賛暴走中。結果、科学的には京都議定書を守ることにほとんど意味がないのに、馬鹿正直に空気なんか買う羽目に陥っている日本はまだしも、バイオ燃料などという代物のせいで穀物価格が高騰し途上国の多くの人々が100年後の「予測」ではなく、今現在苦しんでいる。

そんな状況に懐疑を一瞬でも抱いた人にはぜひとも何が何でもこの本をお勧めしたい。星は5つどころではない、100個つけても構わない。おそらく、現時点でこのような賛辞を贈ること自体、おかしな人と思われるかもしれない。しかし、私はこの本の冒頭に寄せられた渡辺教授の未来予測(に名を借りた痛烈なマスコミ批判)を信じることにした。

科学的なレベルでいえば、そもそも気温はきちんと測れているのかといったレベルから、温暖化しているとしてそれは本当に二酸化炭素の排出が原因なのか、はたまたたとえ二酸化炭素が原因として有効な対策はあるのか、さらにいえば温暖化の程度はそんなに大騒ぎする問題なのかとこれでもか、これでもかと反証材料を揃えて強烈な疑問を投げかける。

また、単なる科学的な観点からの懐疑材料のみならず、政治特にアル=ゴア自身の不都合な真実、京都議定書の不都合な真実など政治的な部分にまで守備範囲は広がっている。そして、ただたんに批判をなげかけるだけでなく、最後にはマスコミ報道の、(科学)教育の、社会の在り方にまで淡々とそして切実に言葉が繋がれ伊藤教授の祈りのような文句とともにこの本を閉じたとき思わず息をそっと吐き出してしまった。

タイトルあるいは出だしから受ける印象と違ってこれはまさに真摯な科学者の警世の書なのである。

地球温暖化論のウソとワナの詳細を見る

 <  前の記事 温暖化防止と私たちのくらし (くらしと健康ブックレット (3))  |  トップページ  |  次の記事 よくわかる地球温暖化問題  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://biodr.net/mt2/mt-tb.cgi/6616

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

         

テクノラティ

  • My Yahoo!に追加
  • Add to Google
  • Subscribe with livedoor Reader
  • seo
このページについて

このページは「地球温暖化関連読本」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。