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温暖化の“発見”とは何か

温暖化の“発見”とは何か
スペンサー・R. ワート
温暖化の“発見”とは何か
定価: ¥ 2,940
販売価格: ¥ 2,940
人気ランキング: 209237位
おすすめ度:
発売日: 2005-03
発売元: みすず書房
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「温暖化の“発見”とは何か」を旅の友とすることにした。

JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「温暖化の“発見”とは何か」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。

ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「温暖化の“発見”とは何か」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。

温暖化に対する健全な懐疑心をお持ちの方に
温暖化は本当か。そんな事が起きうるのか。
科学者たちの間でも昔は懐疑派・否定派が大多数だった、それが少しずつ証拠が積み重ねられてゆくことで、本当に起き得るし、起きているのだと皆が確信する経緯を丁寧に追います。科学者たちが確信している理由を深く知りたい方、特に「なぜ断言するのか、色々異論があるとも聞くが」という健全な懐疑心をお持ちの一般の方に強くお勧めします ---もっとも、この本で痛感させられるのはIPCC報告書の中でもあまり注目されていない重要な主張「気候は激変する。過去に頻繁に激変した証拠がある。現在のゆっくりした温暖化が激変に突如変わらない保証はない」なのですが。
著者はAIPの物理学史センター所長だそうですが、広い視野、ごまかしのない記述、的確なバランス、見事です。

2003年の時点における地球温暖化に関するもっとも信頼できる本
この本は2003年の時点における地球温暖化に関するもっとも信頼できる本である。評者の読んだ英語のいくつかの本でも執筆にあったてこの本のおかげを受けたと言う大変高い評価がされている。著者のスペンサー・ワートは、アメリカ物理学会の科学史部会長を務める科学史家である。1000 以上の原論分をもとにして書いた本であるが、歴史的にことの始まりからエピソードをまじえて、数式は一つも使わずに一般の人にも読みやすい正確な記述になっている。19世紀の後半に提唱された炭酸ガスの温暖化説が、途中何度か否定されたのちに100年以上かかって確立するまでの過程の記述も迫真的である。混乱期で日本で職のなかった眞鍋、荒川、笠原の三博士が、アメリカにリクルートされてコンピューターモデルの開発と発展に先駆的、中心的な貢献をしていられる様子も生き生きと書かれていて日本人の評者もうれしい限りである。翻訳もこなれていて読みやすい。なを Spencer R. Weartのwebでさらに詳しい デテールと93年以降の発展をみることができる。

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